第3回 わかばの就職顛末(97.07)

就職活動も終わって1ヶ月。就職活動についてまとめてみましょう。とりあえずラフにまとめておきます。いずれきちんとまとめます。一部会社名を明記しません。

2月 はがきを50枚くらい書く。教育か情報がいいな、と思っている。

3月 ベネッセ、S社、ソリトン、日経データバンクに行く。資料を見て、アクチュアリー(保険数理人)も悪くないな、と思う。

4月 ベネッセに落ちる。筆記(24日)の出来が悪かった。ここのSPIは難しく、8割出来れば自慢になりそう。まあ、経営理念に疑問を感じていたし、縁がなかったということで。生命保険会社とコンタクトをとる。あっさり内定をもらう。行ってもいいな、と思っている。東海銀行の人とも会う。のちに夜の12時に電話がかかってきてキレル。S社にエントリーシートを出す。

5月 各種生命保険会社、銀行の人と会う。 

 以下、S社について。1日一次選考(ディスカッション)、3日筆記試験(SPI、簡単。満点とっても自慢にならない)、7日人事面接、16日役員面接、21日意思確認、内定。生命保険会社とどちらにするか迷っていたが、結局「安定」より「面白そう」をとることにし、S社に行くことにした。
 23日に生命保険会社に内定辞退の電話を入れる。電話のボタンを押すまでは精神的にきつかったが、連絡は拍子抜けするほどあっさりと終わった。でも、僕の断り方はひどい。「単刀直入に言いますけど、S社に行くことにしました。申し訳ありませんが、内定辞退させてください」

と、就職活動は終わる。

東大では、(特に理系では)大学院に行かずに就職するのは少数派。学部によっては留年する人より少ない。

基本的に、学部で就職の話をする相手は居なかった。たまたま、オーケストラの同じパートに就職する人が3人もいたから、そこで話が盛り上がった。僕は結果としてリクルーターを通した就職活動をほとんどしていないので、東大生としては特殊なケースであろう。

東大生には就職する人に対して優越感を(無意識に!)持つ人たちがいる。それは隠しようのない事実。「就職するなんて、人生終わったね」なんていう馬鹿者もいる。法学部では、一般企業のことを「民間」という。そのことを何も不思議に思わないのはすごい。僕に言わせれば、「民間」の対になる言葉は「軍隊」なんですけどねえ。

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