というわけで今度は普通にバナーだ。まだまだ一般的にはGIF画像だったり、実は人によって理由は違うがPNG画像だったり、というあれである。私自身はバナーはかなりどうでも良い存在だ。リンクを行うときもバナー画像を利用しようとは思わない。
しかしそんな私も他のサイト用に一個だけ作成した。うむ。リンクを激しく希望するサイトで、一般的にリンクを貼る側が望むものだと認識していたからだ。世間の需要には勝てない。
では何故そんなスタンスなのにバナーなのか。そこに雑文祭があるからですね。これ、当然。
本当はウェブで検索してさくさくさくとバナーの歴史を調べてほいっと雑文をでっち上げようとしたら意外にみつからない。特定サイトの歴代バナーがだーっと並んでいるページばっかりひっかかってしまう。
というわけで真摯にバナーの歴史を書くと、きっとそれは基本文献になります。どなたかがんばってください。ここでは妄想します。
メールにシグネチャがついたのはメールができてからどれくらいの魔があるのだろう。ウェブサイトとバナー、というのもそんな感じだ。だが、バナーはポインタを置くときに利用者が使用する、という点が決定的に違う。
しかしもともとはバナーもシグネチャに近い役割ではなかったのか。つまりはタイトルロゴ。サイトのトレードマーク。こちらの意味が最初にはあったけれど、ある時点でリンクするためのポインタとしてのバナー、という概念が確立してきたのではないか。
そしてまた、ポインタのためのバナーという概念があまりにも楽しかったため、タイトルロゴという意味はバナーから失われ、最終的には、「リンクのためのみに作成される画像」と存在になった。あるいは、そういう概念が形成された時点で、それを「バナー」と呼ぶようになった。
くれぐれもこれは妄想である。
それでもまだ企業サイトは「企業ロゴ」という概念があるので、サイト内にもバナーと同等のものが併用されているケースが多い。
バナーだからと言って色気を出すのではなく、どんと企業ロゴ一本勝負。それはブランドイメージをつくるうえでたしかに有効だと思う。色気をだすとしたら、製品別のバナーだろうか。広告やCMをトリミングして作ったような感じの。
いずれにしても企業の場合、まだまだテレビCMなどのイメージがあるのでバナーが独立でデザインされることは少ない。
あ。
なるほど、ブランドイメージ。なんとなくバナーに感じていた違和感はこれだ。統一感の不備。バナーのデザインと、サイトのデザインの乖離。
そういえば私がバナー画像を作成するときもサイトとの調和はほとんど考えなかった。色調だけちょっと気にしたくらいだ。
というわけで結論。バナーはサイトのビジュアルイメージに合わせましょう。できれば作成したバナーはサイト内の全てのページか、せめてメインのページだけでも目立つ位置に配置すると統一感が出ます。
もちろん、バナーアイコンがサイトロゴが別デザインだとしても、統一感があればまったく問題ありません。
隠しバナーやロゴ、サイトデザインの統一感は、が素晴らしい。ちょこちょこといろいろな画像を利用しているのに、圧倒的な統一感。