あの「アタック25」を作った富士通パソコンシステムズの育成ゲームです。電撃PSその他がおすすめしているのが気になって買ってみました。その判断は大正解。
舞台は高校バレー。いわゆる「育成もの」ってあんまりやってないんだけど、バレーボールの試合、という形で「成長した」という感覚が味わえるのはいいです。最初は高校の授業のようなレベルのプレイから、どんどんバレーボールらしくなっていく。
すくなくとも、エンディング、という形でしか成長がわからない多くの育成ゲームに比べて格段に進化していると思います。
ギャルゲーとして。というのが適切かはよくわからないんだけど、「学園スポーツものアニメ」のおもしろさ、というのは完璧です。6人それぞれにシナリオがあって、熱血スポ根ものからラブコメまであって、とりあえず二人分しかみていないけど、思わず顔が笑ってしまう。
このゲーム、ありとあらゆることに元ネタがあって。そういう意味ではエヴァンゲリオンに通じるものがあります。キャラクターの名前は推理小説作家だし。イベント名(オプションでクリアイベントの確認ができる)はアニメのサブタイトルだし、多くのせりふに元ネタがあるし。「逃げちゃだめだ」まであったしなあ。
そして。それはゲームシステムにも言えて、育成の流れは「卒業」シリーズに、イベントの起こり方や言葉の選び方は「ときメモ」に完全準拠。
やっぱりこのゲームには、すっごくたのしいB級ゲーム、という評価が適当かなあ。おすすめします。