PC8801MR

PC8801からグラフィック機能と音楽機能を大幅に強化したSRシリーズ。2HDのディスクが使えました。といっても、ゲームは2ddのものしか存在しないので、私には無関係。兄や父は「ユーカラArt」というワープロをいじっておりましたが、当時のワープロはまだまだ「清書用になるかな?」というレベルでした。

ゲームアーツ

本当にほれ込んだゲームがゲームアーツの「シルフィード」。疑似3Dシューティング。デザイン、バランス、なんといっても面白さ、素晴らしい出来でした。全20面で、最終ボスのグロアールを倒したときは本当に感動した。おまけで隠されていたBASICのゲームもいい味でした。面ごとに敵の名前が長くなり、それにつれて単純に文字の幅が増えるためよけづらくなるスクロールゲーム、「ワタシハザッザッザッザッ・・・」と表示されけ、最後に「ザカリテダ」といった瞬間にスペースを押すだけのゲーム(ビープ音がいい味だった)。

後にメガドライブに移植されると聞いたとき、本体ごと買おうかと思ったが、実物を見て、ドットが粗いがゆえに88版よりもチープな雰囲気になってしまっていることにがっかりして買うのをやめてしまいました。プレイした感じは見事に88版と一緒だったんですけどね(いや、それがいいことといえるかもはっきりしないな)。

このゲーム、全面クリア以外にももう一つエンディングが存在しています。"S"または"F"パネルのみを連続してとることで、ボーナスが200万点まで増加していき、スコアをカウンターストップさせることができます。するとグロアールは降参し、エンディングとなります。

同じくゲームアーツの「ゼリアード」も最高。サイドビューのアクションRPGで、マップの構造を理解するのがメインだったけど、そのマップがきれいで、歩いていて気持ちが良かった。曖昧な言い方になってしまうが、結局大抵のゲームの醍醐味の大半は、特になにもない通常時に気持ちがいいかに尽きると思う。

麻雀ゲーム「ぎゅわんぶらあ自己中心派」もゲームアーツでした。片山まさゆき原作の漫画を元にした作品。原作の雰囲気は良く出ている。そういえばこのゲーム、「お色気のないイカサママージャンゲーム」だったんですね。キャラクターごとにツキが設定されていて、そのツキに従ったツモがくるようになっていました。(まあ、「ツキ」はオフにも出来ましたが)。欠点というと、やや遅いこと。とくにテンパイしたときは露骨に遅くなる。キャラクターを増やした「2」「3」も出ています。

RPG3つ

 「ハイドライド3」も好き。個人的にはベストのARPG。序盤の200階建て(実質5階)のタワーがいい雰囲気。ややつらい戦いとなる死霊の洞窟を経て、メカが中心の宇宙空間から妖精の国へと、景色の移り変わりが印象的でした。これのヒントブックはまだ持っています。むかしのRPGはソフトメーカーが答えを作って実費程度で配布していたんですよね。終了認定なんてのもありました。エンディングに行った証拠を送ると「終了認定書」がもらえたのです。

日本ファルコムの「ソ−サリアン」は不老不死にしないとつらいバランス、よく分からない魔法の作り方、立てにくいフラグ、と文章にすると文句ばかりが浮き出てくるな。そういうことをいいつつ、15シナリオ全部といたんだから、魅力はあったんだろうな。結局さっきゼリアードで触れた、「通常時に気持ちがいい」という条件を満たしていたんだろうな。

ポプコムソフトの「ZAVAS」(サバッシュ)。当時ポプコムという雑誌があり、発売はポプコムソフトでした。雑誌社の出すゲームとあなどってはいけない。本当に面白かったRPG。とにかく面白かったです。DISK1は。(発売に間に合わなくて無理矢理でっち上げたDISK2はバランス調整されてなくて、ヒントもなさすぎて、まあおまけと思うしかありません)

システムソフトの充実期

システムソフトの「SeeNa」。3Dカーレースの視点でうろつくアドベンチャー。セーブできるアイテムが手に入るまでに死んで挫折する。実はシナリオモードがおまけで練習モードが本命という説あり。こちらはピットインも必要なカーレース(敵車はいない)としてとてもスピーディーでおもしろかった。

プログラム技術がすべてか。結局レースゲームと割り切って出した「Seena WideScreeN」はスピード感に欠ける、縦揺れによる画面酔いがつらく、おお、すげえと感動しつつも、あまり遊べませんでした。のちに「SeeNa」の8801版がでたのには驚き。プログラマーはあのTINYAN氏。

システムソフトでもう2つ。「冒険浪漫」はまあそれなりのマップ移動型アクション。「SUPER大戦略」は遅くてつらかった。3マップくらいやったかな。

犯罪の歴史

相変わらずコピーツールでコピーしていました。

賢者の遺言(アスキー)は当時でも時代遅れのラインペイント方式のアドベンチャー。軽い雰囲気、解き終わるまでの楽しさは文句なし。今まででも1、2をあらそう出来。つくりこまれたゲーム。その一端として、異常にメッセージが豊富で、「意味がない」という行動に対しても、ほとんどの行動に、異なった反応が得られる。

アドベンチャーで傑作もう一つ。エニックスの「ジーザス」。こちらはしっかりしたストーリーが最大のポイント。人間のDNAをとりこみ進化していくモンスターが怖かった。主人公をサポートするFOJYの名前はまだはっきりおぼえている。ミニゲームに「ミステリーマウス」も。

そーいえば、スクウェアなんてメーカーもいた。「アルファ」というアドベンチャー。女の子がウィンクするデモがあって、それだけでかなり評判になった、そんな時代。

光栄の信長の野望全国版もやり込みました。レベル5波田野とか。M.U.L.E(BPS)も何人かでやるととても面白かった。惑星開発ゲーム、とひとことで言いきってしまおう。ちゃっくんぽっぷは何周かするまでやった。ウィングマン2は原作を知らなかったけど楽しめた。マンハッタン・レクイエムは渋い雰囲気のディテクティブ・アドベンチャー。地道な聞き込みが実る、というタイプの話。マップ移動型アスレチックアクションとして良くできていたスーパーPITFALL。雰囲気はまあ出ていためぞん一刻(完結編ではない)。まともに楽しめたRPGの夢幻の心臓2。戦闘がアクションゲーム、という変なチェスタイプのゲームのアーコン(BPS)。コンピュータの歩兵が強すぎる。ギャグ満載のお気楽アドベンチャーと化してしまったデゼニワールド。なんせ、「ミル」でたいていの場合キーワードが表示されてしまう。おもしろい、と思う前に挫折したレリクス。移動が遅くて耐えられなかったメルヘンヴェール。楽しかったゴルフゲーム、ワールドゴルフ2(ENIX)。ボールを追ってスクロールする画面が売りだったがそれしかないアルバトロス(日本テレネット)。このメーカーといえば、夢幻戦士ヴァリス。女子高生が自機キャラの、ステージごとに話が進むアクション。ウルフ・チームが満を持して送り出した○○ゲーのファイナルゾーン。なにもせず待つというアクションが必要なコマンド選択式アドベンチャー、アリオン(アスキー)。

PC8801mk2の記事へ

PC9801UX21の記事へ

トップページに戻る