[perv] [next] [list] [new] [top]
久しぶりの京極堂シリーズ。結局衒学で煙にまいてバカミスをやる、というのがこのシリーズだという認識を新たにしました。しかし今回はそれに成功しているのかなあ、というと微妙なところ。これ、単なるバカミスちゃうんかな。
ああ、やっぱりSFだったのか。ストレートにタイムスリップものです。
結論がそこそこ複雑だったこともあってちと混乱。まあこんなものかなあ。
SIDE 1の方がケレンがあって面白かったなあ。SIDE 3以降に向けて流した感じの1冊。
一人で飲み屋に行ってプロブレムパラダイスを読んでいたらすっかり
チェスの人として認識されてしまった。
なにせ別の日にいったら私の知らない店員さんがネタにして話しかけてきたからなあ。
しかし、一局いかがと物好きに言われたらどうしようか。
「差しチェスはやったことない」って理解してもらえるのかな。
先日コーヒーを飲みながら高校野球を見ていたら。
8回あたりで12-4の8点差、1アウトランナー1塁。
ここでセーフティ気味でもなんでもない送りバント。解説もまったく疑問を呈さず。
そんな状況でバントして誰が、どうして嬉しいのか。
きっとこれは野球でもベースボールでもない別のナニガシかなのだろう。
「匣の中の失楽」(竹本健治)のオマージュ、ということになっているが。
これを商業出版としてやってしまうのはどうかなあ。
本家を越える要素がなければこういうのは同人でやってほしかった。
なるほど。堪能いたしました。面白かったです。
wakaba@a1.mbn.or.jp