YOMUKA日記過去分

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2003.9.2 Tue. 完全犯罪に猫は何匹必要か?(東川 篤哉)

タイトルがツボにはまった。きっと誰が作者でも買っていたと思う。
カッパ・ワンでデビューした作者による烏賊川シリーズ3作目。
相変わらず手堅く読める。こういう古典的な直球はやはり好み。物語の畳み方もスマート。

2003.9.3 Wed. とりとめもなく雑文

最近WEB上に雑文が落ちていない。という記載を何回か読んだことがある。コンスタントに更新してくれているのは「大西科学」「雨谷の庵」などだろうか。いつも楽しませて頂いております。

ネタテキストならないこともないのだけれど、やっぱりなんかちがうなあ、という感じ。一本でぽん、と出されて読める雑文が少ない感じ。テキストの積み重ねで、全体としてひとつのネタになっているサイトばかり。

報告系のサイトのチェックも最近は疎遠になっているなあ。読んでいるとつい「おまえは本当にこの文章を読んで貰いたいと思っているのか」と小一時間な気分になるので。

やっぱり一本で独立した文章、というのはパワーがいる。それは分かる。分かるけれど、それだからこそ読みたい。

ところで「小一時間な気分」はgoogleで3件でした。んがんぐ。

2003.9.7 Sun. 「四季」(森博嗣)

本当に四季の話かい。商売とはいえ、こういうの書きたかったんだ、というのは意外。
どうもメタな視点のまま読み切ってしまった感じ。

2003.9.7 Sun. 「ファウスト」(講談社)

太田氏一人編集による雑誌(なのかな、媒体として)。
「四季」をはじめとする講談社ノベルスの新刊にも折り込みが入ってたけど、
力がはいっている本なのは間違いない。

ぱらぱらっとめくると、「作品ごとにフォントを追求してみました」ってのが
同人臭さを感じてしまうけれど。ほら、素人の印刷物でありがちな、
やたらめったらいろいろなフォントを使ってぐちゃぐちゃになる誌面。
あんなイメージを受けてしまいました。
中味を読むとどうなんだろう。

この第一印象を覆してくれると嬉しいが、さて。

2003.9.10 Wed. 体重再び

98年7月に61kgという体重計の数字をみてああだこうだ言っていたわけだが、ついに03年9月、67kgという体重計の数字をみてショックを受けた。というわけでやせよう、という意思をもって食べるものを減らしたり歩いたりしようとしているが、さてどうなることか。

2003.9.10 Wed. 文章力向上委員会

参加するかは分からないけど、ちょっとおもしろそう。作品と批評の質がどうなるか。
http://hanauta.xtr.jp/step/index.html

2003.9.12 Fri. 雑文日記4号館終了とか。

雑文速報も雑文日記4号館も。
なにはともあれありがとうございました。寂寥の感とともに。

以下だらだらと下書き。
雑文ポータルにはだいたい2つの方向があって、公募するか自選するか。
前者はノイズが多くて、後者は単純に大変なのと選者のセンスが問われ続ける。
両方合わせるにはコンセプトが難しい。

旧「勝手にリンクを登録するとこ@雑文館」のようにクリック数でランキングして
公選の要素を加味するとか。

しかしいまだによく分からないのが報告系のサイトに
「何が楽しくて報告してくるんだろう」っていうケース。
自分だけが楽しんでるだけなら分かるんだけど、
「忙しくてコンビニ弁当でした。阪神勝ちました。」みたいな更新で報告するのは。

無理に想像すると、やっぱり「雑文」じゃなくて「サイト」を見て貰うって発想しかないのかな。
だから逆にそういう更新報告が嫌われる理由が理解できない。
だって、サイト全部を読んでもらえれば楽しんでもらえると思っているのだから。

では私が読みたい雑文を定義してみよう。あえてモノサシは読み返さない。

・著者の素性やサイトの他の記述とは無関係に楽しめる独立した記述である。
・読者を楽しませようとしている。
・困惑させても構わないが、怒らせたり悲しませたりはしてほしくない。
・目的の為には小説、コラム、エッセイ、個条書きなど、文字の範疇であれば手段形式は問わない。
・日記形式であることがネタの一部でない限り、日記は不可。
・しかし画像やレイアウトによる技は反則(5カウント以内の例外あり)
・英語でも許すが、基本線は日本語で書かれていると嬉しい。

2003.9.16 Tue. 「月の扉」(石持浅海)

「アイルランドに薔薇を」の著者の2作目。今回も楽しめました。
師匠のアレを「本格」の枠内でどう落とすか、ということを考えると最後の展開は予測できるものでしたが、これは予定調和と言うものでしょう。んでも、エピローグは中途半端かも。週刊誌の記事といった体裁で、あっさりと流したほうがよかったような。

2003.9.25 Thu. 「四日間の奇跡」(浅倉卓弥)

いちおう広義のミステリーとして売られているけれど、ジャンルなんかどうでも良く傑作。
これは古典になる可能性があります。年間ベストかな。

2003.9.30 Tue. SH53(J-PHONE,SHARP)

と言うわけで機種交換をしてみた。デジカメが欲しかったので
携帯電話の機種交換をする、というのはなんだか不思議な気分。
品不足だか流通の問題だかで2週間ちょいかな、待って入手。

いそいそとSDメモリとSDメモリライタのセット(SH-SSK10)を買ってきて、
MP3としての動作も確認。
デジカメ、MP3ウォークマン、携帯ゲーム機としての機能、それぞれ
専用機には至らないけど使い物になるレベルで、非常に満足。
これが15,300円(2年機種変更)っていうのは単純に凄いな、と。

まだ稼働して2日ですが、カメラで町中でどうでもいい写真をとりまくっています。

2003.9.30 Tue. 杉原爽香シリーズ(赤川次郎)

惰性で買っていたこのシリーズ、今年の最新作まだ買ってないです。
店頭ではすでに何回も見ているのだけれど、読む前に萎えてしまった。

2003.9.30 Tue. とりあえずアップしてみた

長期にわたって更新していないときに、どういうネタで登場するか。
「これ」という改心のネタがあったわけではなく、手持ちのネタで逡巡していた。
結局、一番どうしようもないものを採用してみた。
半年後、下手をすると一月後の私が頭を抱えていそうなシロモノである。
「日本語学校御寿司編」公開。

2003.9.30 Tue. SH53における電子ブック

SH53ではザウルス形式の電子ブックを読むことができる。
なによりすばらしいのは、この電子ブックリーダがテキストファイルに対応していることだ。
早速いそいそとテキストを放り込む。栄えある初期コンテンツは
「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」(プロジェクト杉田玄白版)
「雑文館テキスト一括版」(新屋氏、編集は私)
となった。

さもありなん(死語であり用法間違い)。

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Akiary v.0.50b1