Wakasan's Superfamicom Game Review

 このハードを買ったのはなんとプレイステーションの後。風来のシレンが出るのを知って、シレンの発売前に衝動的に買いました。本体と同時に買ったのが中古のトルネコの冒険です。当然この2本から。

トルネコの冒険(チュンソフト)

 不思議のダンジョンシリーズ1です。はっきりいってしまえばローグというコンピュータ上のロールプレイングゲームと同じシステムです。目的はいたってシンプル。ダンジョン底に潜っていって、宝物を取って帰ってくるだけです。
 一番の特徴は、死んでしまったらそれは本当に死んでしまったということで、最初からやり直しになること。これがなんともいえない緊張感を誘います。ダンジョンを歩くこと、それ自体がとてもおもしろい。

 このゲームはなんといっても、プレイヤーのレベルをあげるゲームです。プレイヤー自身の腕が上がっていくのが最大の醍醐味です。死因のほとんどはプレイヤー自身にありますからね。

 僕はザキの杖なしで最後の巻き物を取るまでやりました。その後の謎のアイテムは見つかっていません。シレンを始めてしまうとこちらはちょっとつらいですね。

風来のシレン(チュンソフト)

 不思議のダンジョンシリーズ2です。死んでしまったら最初から、はトルネコの冒険と一緒。グラフィックの雰囲気や目的が変わりましたが、それはおもしろさの本質ではありません。

 こういった新要素によって、よりプレイヤーの技量が要求されるようになりました。さらに、4種類ものダンジョンがあり、挑戦欲をかきたてます。シナリオ上の目的果たした後も、ダンジョンの最深階をめざすといったことに燃えることが出来ます。

 僕はアイテム無限増殖(知らない人にはアイテムをうまく使えば出来る、とだけ言っておきます)なしでのフェイの最終問題クリアをするまでやりました。本当にやり込む人はワナ師の洞窟の最深階を目指していて、実際に果たしています。リンクを紹介する方が早いですね。

SIREN RANKING ワナ師の洞窟を遊び尽くしています。

 このゲーム、自分のミスが原因で死ぬことがあまりにも多く、そのたびに大声で叫びそうになります。(実際に叫ぶこともある)。そういうミス自体を楽しむといプレイスタイルもありえるところがこのゲームのいいところです。実際、絶対クリアしようとむきになってやらなくても、それはそれで楽しめます。ファミ通ではそういうスタイルを凡ミスエンジョイ派といっていました。好きな表現です。

ドラゴンクエスト3

 うーん、セカンドプレイが面白かったんだよなあ。ファーストプレイよりも、ずっと。そーゆー、何と評していいか、個人的には微妙なゲームです。何が面白かったか、というと「しんりゅう」(伏せ字にしたげません)を倒すことを前提にキャラクターを育てていくこと。

 結局、勇者、武闘家(←賢者)、盗賊(←賢者←僧侶)、賢者(←遊び人)でしんりゅうを13ターンで倒して満足。勇者はふしぎなボレロを装備して、ペホマズンかギガデイン、たまに賢者の石や世界寿の葉。他はメラゾーマ。状況に応じてフバーハ、ザメハ、ペホマ、ザオリク、賢者の石、打撃(武闘家)。レベルは勇者が68。

海腹川背(エクシング)

 ラバーリングアクションゲーム。これがすべてを物語っています。ゴム状のロープを壁にひっかけ、振り子を作って反動で飛ぶ、というアクションを駆使して出口を目指すゲームです。やり込む気になる、正統派アクションゲームです。実際、やり込むほどプレイヤーキャラである海腹川背さんが気持ちよく動かせるようになります。画像がないと説明しきれません。このゲームついてのホームページを紹介しておきましょう。

  Contents UMIHARA Kawase ”超伝導ワニくん”さんによる素晴らしいページです。

 僕はこのゲームの存在をゲーム批評という雑誌で知りました。もっとメジャーになってもいいゲームだと思うのですが、デザインがそれを邪魔しているんでしょうね。メーカー自体、このゲームをカルトゲームだと思っていかねない。味わいのありすぎるデザインです。プレイステーション版も全く同じデザインなんだものなあ。

 97年2月28日、プレイステーションで「海腹川背・旬」がでています。ちょこちょこかきましたのでプレイヤーの方はこちらもどうぞ。

ファイナルファンタジー5

 ジョブシステムが素晴らしい。それにつきます。ウィザードリイより始まった、職業というものがあるロールプレイングゲームでは、職業を変えるというのは一大イベントでした。それが、このゲームではいつでも気楽にできるコマンドになりました。

 キャラクターのレベルを職業のレベルとは別の固有のレベルとしたことで、職業を変えることによる能力の低下が起こりません。魔法使いになった瞬間にすべての魔法は使え、戦士になった瞬間に戦士の力を持つ。こういう自由なシステムは本当に楽しい。はっきりいってしまえば、システム自体はFF7より好きだな。

 僕は手を出さなかったけど、このゲームの本当にマニアな遊び方は、低レベルクリアを目指すことです。実際、4人のレベルが、4、2、1、1でクリア可能だそうですから。こういうことが可能な上で、普通にキャラクタのレベルをあげていってもラストボスにはそれなりの苦労をするようになっているゲームバランスは素晴らしいと思います。

ドラゴンクエスト6

 賛否両論あったこのソフト、97年6月に友達に借りてプレイしました。個人的には6が一番好きです。ありていに言ってしまうと、FF5のジョブシステムのぱくりといってもいい職業システムがポイント。こういうシステムはキャラを育てようと言う気になるから好きです。それぞれのキャラクターの個性がぴんとこないという欠点はありますが、ゲームのストーリーとしては悪くないです。隠しダンジョンが見つけにくいのはご愛敬? 借りた友達は条件が分からないままほとんどすべての職業を極めておりました。

真・女神転生2

根強いファンを持つシリーズ。ごめんなさい、取っつきが悪くてまともにプレイしてません。と書いてしばらく。PSの「ペルソナ」のあとにようやくプレイしました。面白かったです。「ペルソナ」よりテンポがよくていいです。こまごまとした不満点はあるんだけれど、それをさしおいて「合成」は楽しい。ただ、攻略本なしでは僕には合成を楽しむところまで行かないけど。とりあえず、「if…」もいずれ買う決心をしました。

 で、if、買ったんですけど、まだ貪欲界です。「一気に解かせる」までの魅力はなかったの。

その他所有ソフト短評

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