YOMUKA日記過去分 [perv] [next] [list] [new] [top]
「模倣犯」(宮部みゆき)
とっつきは悪かったのですが、加速し始めてからが大変。眠いのに耐えつつ読み切ったのは朝の6時でありました。土曜日から日曜日にかけてでよかった……。宮部氏のなかでは最高傑作。このスタイルには欠かせない「もどかしさ」がとても良かったです。
20日ぶりの日記の更新です。秋田に旅行に行ったりというイベントもありましたが、そういう旅行記を書いても楽しめるのは同行者だけでしょう。足代も宿代もほとんどおごってもらってしまいました。ありがとう>>同行者
FFXに手を付けてみました。オープニングのやばさ加減はかなりのものでしたが、トータルではベストかも。PSになって初めてシナリオが破綻しませんでしたね。HDDはどうしてもうるさいのが難点ですが、PS2自体もうるさいし、快適さには替えられません。あ、HDDはPS2 Linux Kit付属のものです。
ウェブサイトのお引っ越しをして、詳細なアクセスログを手に入れて思ったこと。エヴァって強いなあ。無駄にアクセス数を稼いでいるんじゃないかと思ってはいましたが、ここまで強いとは。ウィザードリィが強いのはまあ予想の範囲。
どうも書きたいことが書けないので、ネタばらしの基準をだいぶゆるめてみました。
「背が高くて東大出」(天藤真)
氏の短編集の中では一番楽しめました。枚数の都合を感じさせてしまうような展開が目に付いてしまったのはちょっと残念。
「人形はライブハウスで推理する」(我孫子鉄丸)
なるほど。状況が変化するタイプの短編集なんだけれど、これは中途半端な印象でした。キャラ小説、っていうか、ミステリから離れるならもっと徹底的に離れてほしいなあ。あ。そういう人は少ないと思いますが、この作品からシリーズを読み始めることはおすすめいたしません。見事に設定の説明がありませんから。
「硝子細工のマトリョーシカ」(黒田研二)
ある意味とてもとても素直に読んでしまったのが残念。でも、それをさしおいても楽しめますね、これ。構造が複雑なわりにさらりと読めました。今までの作品も読んでみよう。使い古された毒薬と複数のグラスの扱いかたが好みでした。
「ウェディングドレス」(黒田研二)
というわけで読んでみました。矛盾するような章が交互に現れる形式。どうやって矛盾を解決するか、ということを考えてから読み進めるか、素直にだまされるか考えて、素直にだまされることに。だまされがいは充分にありました。走馬燈トリック(嘘)のばかばかしさは、なぜかツボにはまりました。いつもだとそういうネタは素通りするのですが。
「ペルソナ探偵」(黒田研二)
ネットワーク上のクローズドな同人サークル。現実の事件をもとにした小説を発表し会う。主催者はとても勘の良い人物で、バーチャルアームチェア・ディテクティブのような感じのキャラクター。そこに現実の事件が起こる。
最悪のあらすじを書いてみましたが、そんなお話です。この手の話の場合、「同人」としての小説をどう描写するのかがひとつのポイントですが、この作品の場合黒川氏本人の文章で押し通したように私には読めました。私としては落ち着いて読めるのでこちらのほうが好みかな。「殺人ごっこ」は無理があるけれど好き。
「古書店アゼリアの死体」(若竹七海)
コージー・ミステリというジャンル分けは余りぴんと来ないのですが、カバー裏に書いてあるのですから仕方ありません。この作品、雰囲気作りは抜群でした。これで着地をきめてくれれば完璧だったのですが。
「殺人鬼」(綾辻行人)
久しぶりに読みかえしましたが、傑作ですね。嫌悪感を抱かせることに成功したスプラッタの描写、ミステリ的なネタがホラー要素に多大に貢献していて、展開を知っていても気持ちいいです。でもわたし、これ以外のスプラッタってほとんど読んでないです。「クー」くらいかなあ。
「生存」(かわぐちかいじ/福本伸行)
なるほど。確かに福本節ですな。小説であのネタをやってしまうとつらいかな、と思うけれど、漫画でなら充分に効果がありました。ま、いずれにしても考え方の方向からして思いつきませんでした。気持ちよくやられたな、と。
RDF171S+G450環境で、「特定のサイトでIEでハングする(NCではハングしない)」という現象に悩まされていたが、どうやら「色数を32ビットにする」というのが今日現在のドライバでは正解らしい。
このサイトで、エクセルのマクロで、クロスワードの鍵番号を付けてくれるという記事を読ませてもらいました。マクロは非公開で、ちょっと面白そうだったのでまねして作成。ついでに盤面→番号付き言葉リストマクロも出力可能に。……さて、せっかく作ったからにはひとつくらい作ってみるべきなんだろうな。