YOMUKA日記過去分 [perv] [next] [list] [new] [top]

2001.9.7 Fri. 

なんとなく書こうと思っていてまとまらないまま放置されているのが電車の中での嫌な行動ネタ。いちばん燗に障るのが「降りないぞ光線」を出し、降車の流れを妨害する人。多い割にとがめられにくいから、本人は気づかないんだよなあ。

雑文をアップ。そのときに書きかけたが、「面白ければラッキー」的に評判の良いソフトを買うことがある。たいていそういうソフトは「面白いんだけど、何となく」封印されることが多い。「DEEP SEA」「御神楽少女探偵団」「エコーナイト」「リンダキューブアゲイン」「エコーナイト2」「アナザー・マインド」 などなど。

「ブギーポップ アンバランス ホーリィ&ゴースト」

また随分カラーの違う作品で、意表をつかれましたが個人的にはシリーズの中でも好きな方。これは単独タイトルでも良かったんじゃないかなあ。もちろん、セールス的には絶対にシリーズにつっこむべきなのでしょうけれど。

2001.9.12 Wed. 「試験に出るパズル」高田崇史

雑誌「メフィスト」で読んでいたときはまあOKだったのですが、こうしてまとめて読むと。パスワン。強いて収穫を挙げるとすれば、解説の「論理を力強く使う」という森博嗣の表現。これにつられて雑文を書きました。力弱いことは否定しません。

ウイスキーの水割問題のつっこみがさらに間違っているのは、まあネタなんでしょう。オリジナルはよくできていたんだけどな……。一応無粋に解説しておくと、「足す」と「割る」が言語学的にイコールです。

「六人の超音波科学者」森博嗣

というわけで読みました。

「煙か土か食い物」舞城王太郎

なるほど。こういうパンクなお話でしたか。これは私にとってパンクです。サイバーではありませんが。ここまで商業的にばっさりとミステリを扱ってくれる姿勢は嫌いではありません。作品自体はあまり好きなテイストではありませんでしたが、もう一冊読んでみましょう。

いや、単純に壊れた家族小説嫌いなの。

「ランブルフィッシュ2」三雲岳斗

安心して読めます。ちと話を引っ張りすぎの印象がありました。

「赤ずきんチャチャ」彩花みん

全巻揃いが安かったので、いまさら読んでみました。しかしよくアニメ化したな。そこそこ読めるんですが、そこそこでした。子供にはいいのかな。この文脈では「子供には」はあまりプラスのベクトルは向いていません。



自己ログとして書いておこう。昨日アメリカに軍事行為。テロという表現はきっといずれ改まるんじゃないな。民間航空機をハイジャックし、そのままビルに特攻という手段に出ました。

とても小説には書けなかったようなプロットでしたが、これで「奪い取って体当たり」という手段を計画することは許されるように成ったのでしょう。このように、無理矢理ネタにするのを逃避行動といいます。正直なところ怖い。


2001.9.13 Thu. 「フリッカー式」

「フリッカー式」読みました。これが講談社ノベルスの商業出版としてありなんですね。ちと驚きました。といっても、内容のレベルが低い、という意味ではありません。対象がせまいのと、出すべき媒体がずれているという意味です。

2001.9.14 Fri. 

「月長石の魔犬」(秋月涼介)。肩すかし。雰囲気のつくりかたはまあまあなんですが、台無し。もう少しきっちりと落としてほしいなあ。

2001.9.16 Sun. 「あずまんが大王3」(あずまきよひこ)。

「あずまんが大王3」(あずまきよひこ)。だんだんダークになってるなあ。1巻くらいの空気のほうが好みかな。って、「あずまんがリサイクル」を買った人間に言われたくないか。でも、「天地無用!」とか「大運動会」とか、ほんとにわかんないな。

2001.9.19 Wed. 「暗闇の中で子供」舞城王太郎

「暗闇の中で子供」舞城王太郎。というわけで2冊目です。これはパンクではありません(9/12の日記より)。終わり方もかなり不可でした。ま、「続きがでたら読むけれど、早く終わってほしいサーガ」かな。

2001.9.29 Sat. 「私が殺した少女」(HARA RYO)

えっと、漫画とかX文庫とかをメインに5kgほど買いました。わくわく。ついでに、初めてbk1でお買い物(今更!)しました。これも5kgほど。金銭換算は却下。

「鉄鼠の檻」(京極夏彦)。みんな思うけど、カタチで笑えました。

「watermark」(成田美名子)。画集です。画集は好きですね。はい。画集自体久しぶりに買いましたが、やっぱりいいなあ。成田美名子の描くキャラクター。

「六人の超音波科学者」(森博嗣)。ここ2、3冊の流れは好き。楽しめます。

「私が殺した少女」(HARA RYO)。JISでは漢字表記できない方。そのためにWEB上で検索しにくかったり。名字の原さんはいいとして、「りょう」が「寮」のうかんむりをとったもの。これがコード上に存在しない。って、そういう話をぬきにして、とてもしっかりした語りが心地よく、とても楽しめました。はい。読み終わってから知ったのですが、直木賞受賞作なんですね。ふむ。

2001.9.30 Sun. 「DOOMSDAY 審判の夜」(津村巧)。

bk1の評判がいいわけですね。昨日23時に注文した「天の神話 地の神話」(成田美名子)が13時に届きました。

「DOOMSDAY 審判の夜」(津村巧)。第22回メフィスト賞。イントロの雰囲気作りは抜群だったんですが、エイリアンの強さと弱さがちぐはぐ。外側の世界の描写も弱い。もう少し何とかならなかったものか。

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Akiary v.0.50b1