WFP47号から。
後の記事で触れることになる矢絣Ⅱの前哨戦とも言える作品。結果として双方ステイルメイト。
マドラシでの話。厳密に表現するとマドラシで石化した駒によって動けなくなる駒も含めて1枚の桂で止める、ということ。
こんなの。これに11玉か51玉を置いて、どこまで逆算できますか、というお話。もちろん理想は6枚の桂は全部持駒。桂以外の場合は王手義務を抜きにすれば通常は香の8枚。極端な密集形がアリなら龍(馬)の77枚または80枚。80枚の場合は飛車や金でも可。80枚はそもそも移動するスペースがほぼなくなるのもあって微妙感マシマシ。
シンプルかつ非常に難しい。なにしろ正解の詰位置が53なのだ。詰む形はいろいろあるだけに、53という場所にはなかなか思い至らない。観賞用としては好きな作品だが、解きたくはない。
神無七郎氏による参考図なのだけれど面白い。金を取って戻るのではなく、王もついていって左側で詰む。シンプルな図から趣向的手順。
ルントラウフ特集からは短編を。ルントラウフ、というキーワードからはこれくらいがちょうどいいと思います。銀が可愛く回って銀を捨てて退路封鎖して還元銀。おしゃれ。
キーワードを抜きにすれば長編も良い作品が並んでいるのでぜひ。
検索用:神無太郎、たくぼん、もず