WFPを振り返る:74

WFP72号はn駒、AndernachIsaradamなどなんですが趣味の関係でスルーしますのことよ。個人的にはn駒の指手から見て行き止まりとなる手は不可で、成が強制されるほうが普通に思える。まあでもそうしたほうが「面白い」かはまた別の話で、そういう視点では「どっちでもいい」。あとは詰将棋コンピュータの解答号だけれど別記事を書いたので「振り返る」ではスルー。あ、74号の記事は補足は価値があります。

というわけでWFP73号…と思ったけど結果発表がカピタンの√65リーパーのみ。なのでWFP74号じゃ。

一種の作図問題。問題作成技術を楽しむ作品。2番が本命ではあるのだろうけれど、1番もなかなか。やってみたいテーマが限られそうなレギュレーションではあるものの、この2題が得られれば提唱の価値はあったと思う。

初形が打歩詰。取歩駒として飛車を発生させアンピンする真正面からの森田手筋。伝統ルールの手筋の移植というのは強い興味を持てないテーマなのだが、ここまで綺麗に表現されると感心する。

濃厚な論理によって駒台に駒を可視化させる作品。角の動きもミニ趣向的で面白い。成禁の初形で成駒を禁止するレギュレーションだと生じる余詰も興味深い。

Fairy of the Forest神無八級氏作、協力詰13手の解作図。合駒か飛車をむしるかしたいわけだが、そのために角を捨てるのが正解で、味がいい短編。

検索用:DD++、上谷直希、會場健大