WFP202号から。WFPの過去分で有償イラストを使用してしまっていたようだ。落とし所がどうなるかは気になるけれど、請求が正当なものであればある程度はやむを得ないか、という立場で、なんらかの要請がなければ見守るスタンス。なお、詰パラの表紙絵の棋士イラストもちょっと怖いところではあるし、五輪ロゴはもっと怖い。

生という作意は前提として、そもそも成での王手が合法ではない、というのが作品の真の主張。169-1で問い合わせまでしているのにそれに気づかなかったので作者との対話としては完敗。

このシリーズ、作者は桂歩賢無限で腕力で詰ませて、よさげな手順で完全かfmzaにお尋ねしている。解説にあるとおり、別に普通駒でも完全作はある。詰将棋メーカーに出した55裸玉、飛飛角歩11手とか。解いて楽しいのはこのあたりかもしれない。賢を使うのは単純な趣味だ。成れない弱い駒は便利という面もあるし、難易度調整になるかと思っていたが、それでも難しすぎた。裏話的には169-5の55裸玉が一番最初、飛飛角歩よりも先にできている。

駒全マネ禁、駒全マネ取禁の面白さがようやくわかってきた。不完全の蛇使いを出しておいて今更、とは思うけど。一番のキラームーブは王手をマネ禁で受けることだ。それによって攻方は非王手(可)のような着手ができる。駒全マネ禁では間接王手か成での王手にしかマネ禁での受けはできないが、駒全マネ取禁ではもうちょっと気楽に出せる受けだ。
この作に戻ると、私は飛成の王手を龍移動で受ける手が見えていなかった。あっぱれ。

32手目の罠にはまったかどうか、というお話。はまったんだけど、それを短評に書かないという選択をした。それよりも左下の処理について触れたかったのだ。解くのに苦労したポイントを書くか、並べ直して印象深いポイントを書くか、最近は後者よりだ。いや、Webなんだし両方かけばいいじゃん、とも思うのだけれど、短評という単語への呪縛があるのやも。
そういえばこの一人一作作品展では解答メール未達が複数あったようだ。独自ドメインではじかれてるんやろか。大きな害はないので問い合わせは行っていない。そも、メールが届かないという相談をどうやってするのかという問題もある。gmail(別アドレス)から送るとかもあるけど。

センスのなさなのだろうけど、「入門で78といるのかなー」と考えていたわたくし。locust以外の守備駒に王手駒を取られないように、守備駒を移動させるテーマで作ってしまったほうがよかったのか。なるほどー。何枚できるのかしら。