WFPを振り返る:46

WFP46号から。

シラドマ(流行らなくてもこの表記が好み)特集からはこれを。何と言っても終局図が秀逸なフェアリーメイト。これは想定できない。収束ただ捨てるだけ、などの弱点もなくはないが金を取ってしまう序が強烈で、全てを許せてしまう逸品。

作図技術を鑑賞する作品。29成桂、同玉までという想定どおりの手順だが、香1枚で魔法のように限定される手順。

Fairy TopIXは投票していたのか。今選ぶとまた違った作品を選びそうだけれど、当時の価値観が伺えて面白い。

号別の記事では取り上げなかったけれどとても良い作品。31香の感触はとても良かった。角を同一方向から打つ作品って印象が強いですよね。「いざ綯い弓」(詰パラ2015年6月、宮原航)とか。

こういう作品をどう評価していいのか正直なところよく分からない。大駒4枚登場という技に凄い価値を見いだせないからか。連続合は面白いと思うのだから、この作品も面白がってもよさそうなものなのだけれど。

一方で難しい、という点を買ってこの作品に投票している当時の価値観は今振り返ると面白い。