WFPを振り返る:55

WFP55号から。

銅将の逆なのだけれどそれだけで手が付けにくい気がするのはちょっとおもしろい。手順としては詰め上がりがひとつしかないので持ち上げて落とす。

神無太郎氏作。これも並べる甲斐のある作品。歩香桂が取れる将棋版PWCのレギュレーションならでは。

神無太郎氏「ラウンドアバウト」の紛れ図。矢絣Ⅱに対応する形でこういうジャンク(こわれもの)な作意が成立したらとても楽しい。とくに7筋の桂v桂桂がすごい。

複合ルールの可能性を示す一局。上谷直希氏作。

この45角が強烈。24金を感電させつつ36金の効きを復活させるというマジック。マドラシでは金では金しか発生させられないし、安南ではそもそも金の王手に駒打ちでの応手が存在しない、という理屈を通さずとも、この角打ちの働きは凄い。

異種打を出すだけなら難しくはない。

47銀<36 36金打 37銀<46 45玉<56 36銀<37 35銀打 55金打 44金打 56銀打 まで 9手

余詰め消しがアレだが初形にない金合から金の感電が起こるのはなかなかではなかろうか。なお、43歩が消しているのは飛打。

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