WFPを振り返る:95

WFP95号から。この号には全然関係ないが、kokoでレトロという電波を受信した。ややこしそー。

斜め一線での攻防。この図も面白いが、RookHoppperでない理由もいろいろあって面白い。縦横の余詰があるというのが最大の理由だろうけれど、別の理由があるのだ。

これは玉位置が12であることと同じ理由で、ラインが9マスあると余詰となる! しかもこの余詰筋は9マスを埋め尽くす方針なので合駒が非限定となるのだ。つまり将棋盤ではBishopHopperでないと余計な駒を置くはめになるわけだ。たとえば11玉19角21歩31歩とか。

先後両方の駒、特に飛や角を受方玉に効かせるのがIsardamの花形の受け。それを初形に受方飛のない形から龍でやりました、という図。好きな小品。

ステイルメイトならではの発想。なんと香しか消えない。飛角金歩のどれを動かしても28角の動きが復活してしまう。この最終図から無仕掛になって無理作りとは、作者は貪欲だ。

リパブリカンのおひろめということで。詰まされる側のロイヤル駒を任意の(逆王手などの反則にならない)位置に発生させて詰んでいれば詰み、というレギュレーション。そのため、王手も空き王手もかけない打歩ができる。

WFP以外の発表作。この図で効き二歩問題というだけで大きな収穫。