WFPを振り返る:65

WFP65号から。推理将棋では「王手が9割」の結果稿がある。王手率が9割を超える棋譜、という割と無理そうに思える構想を実現。

安南北は上下にある自駒の効き(両方あればの両方の効き)になるルール。片方だけではなく両方の駒の効きが変わるのが安南/安北との大きな差。角を発射台に桂馬を2枚飛ばす。同じ方向に飛ばすのが好みでこの作を引用した。

取禁風味の発掘もの。どちらかというと観賞用かなー、という認識だけれどこの形から26で詰むのは見逃せない。

双方桂4段跳。いつもながら楽しい作品です。

51馬が左で歩稼ぎ、右で金ノコと大活躍。馬の左右の効きを両方生かした作品はそれだけでも作品たりえる。同じく寿限無機構を使ったもう一作も収束の謎に重点を置いた好作だが、鑑賞してしまう立場ではこちらのほうが楽しいのは(ちょっとごめんなさいの気持ちもありつつ)否めない。

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