なぜブログを作ったのか。詰将棋のブログですら相当少ない。ちょっとした話題ならツイッターで良いのもそれに拍車をかけている。フェアリーなんてもっとない。じゃあまああってもいいかな、と。Web Fairy Paradiseに投稿するほどの内容ではないけど、ツイッターで流してしまうのはちょっとさみしい。みたいな気持ちもある。かつての旧Fariy MEMOも同じノリでつくって、今は消えてしまった。バックアップなどない。図面はローカルにあるかもしれないが乗せた図面を切り出してはいない。
なぜnoteじゃなくて個人サイトなのか。noteはプライベートだだもれな別記事に使っている、というのが思いついた言い訳で、単純に忘れていた。レンタルサーバを先に思い出したから、という身も蓋もないオチ。
なぜフェアリーなのか。そもそも指将棋をしないので伝統ルールに思い入れがあるわけではない。パズルとして面白そうと思って詰パラを購読し、フェアリーを知る。Onsite Fairy Mateや詰将棋おもちゃ箱でその深い世界を知る。いや、伝統ルールが深くないって訳じゃなくてね。そして協力詰のほうが趣味にあう。解けたかどうかが明確なのが一番の理由か。変化紛れを読まないと十二分に楽しめないことが多々あるのに作意だけがクローズアップされがちな対抗形ルールへのぼんやりとした違和感もある。単純に伝統ルールは解くのが苦手ということもあるんだけれど。
フェアリーのなかでの好み。フェアリー駒よりフェアリールールのほうが好き。駒の追加よりダイナミックに状況が変化するからだ。あと、フェアリー駒は「なんでそのフェアリー駒を使うのか」を追求しだすと答えにつまる面がありがちだと思う。フェアリールールのほうが「このルールだからこそ」の手順が成立しやすいし、逆に他のルールの趣向を移植するだけでも「ほほー」と感じやすい。まあフェアリー駒にも世界ごと変える傾向がある駒もあるけれど。駒を踏み台にするhopper系、駒を取らないと移動できないlocust系、そもそも駒というよりルールに近いimitator。
そういう観点で見ても桂馬のバリエーションでしかない駒をこれ以上なく効果的に使った永劫回帰なんかはかなり面白いと思う。
WFP85号出題、86号回答。手数の長さや、逆算すると一本道である構造なども面白いが、構想が先にあってフェアリー駒が採用される、という構造も面白い。採用される大桂馬が1:4や1:5や1:7ではない、もちろん桂馬そのままでもない。ついでにいうと、見たことがある範囲では持駒無限を利用した千日手はこれだけ。
ここまで読み返してふと思ったが、他のルールの移植でひとつ。馬ノコは角(ライダー駒)+金だからできる。じゃあナイトライダー+金でナイトライダーノコもできるなあ。ふむ。原理図は割と簡単に得られるが、面白い演出がありそうだ。どなたか作りませんか。成NrをNr+金とかに定義して。