WFPを振り返る:2号

WFP第2号からカピタン展示室。原則として回答発表号で記載している。WFPがオリジナルでない作品も同様。

移動7種合。まあ無駄なくきれいにできているものです。収束がおしゃれ。金の移動先の限定が味わい良いですね。氏は「チェイン」を初め龍飛がピンされている盤面での名作が多いですが、これもその例か。

これくらいの手触りの協力詰は割と好き。この構造の作品は1段目に玉を運んで詰ませる紛れをどうするか、というのが大きな課題。そういう目でみると割と見事な配置です。19手で1段目で詰まないってのはなかなか大変です。頭5手を桂打ち、桂打ち、歩打ちに限定していることで制御しています。

 受方駒は割と融通がきく。この形で受駒を取るのは難しいのだ。なんなら56、66は龍でもいい。とはいえ、そのほうがいいとは思いませんが。46銀、同と(銀成)なんて序が入ったらすごいけど流石に無理。持駒がある状態で銀が暴れる筋を防げない。

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