WFPを振り返る:4号

WFP第4号から。

アンチキルケ協力自玉詰としては自由な手順。これだけ龍をぶんまわす手順は発掘込みでないと作りにくいのが解説から感じられる。

詰将棋おもちゃ箱よりカピタン展示室。これは参考図のほうが良いと思う。

こんなシンプルな密集形できれいな手順。見事なものです。ちょっと手順を追ってみよう。とにかく空きマスがないのでと金を払うことができないため、77まで玉を運んで 89桂を目指すしかない。23桂、同と上、22角、同玉、11角……ん? この路線だと角がぜんぜん足りないぞ? 

ということで序はこう。23桂、同と左上、

12飛、同玉、11飛、同と、22角、同と引、22飛、同玉、12飛、同と引、13角、同と寄

12手で飛4角2を消費して左上に1つずらすことに成功した。一気に48手飛ばす。

あとは収束。 67飛、同玉、66飛、同と右、76角、同と、77飛、同玉、67飛打、同と(非限定)、89桂打 まで 73手

(3,3)-leaperなど複数のリーパーを使えば全格配置への拡張もできそうな気がするけど、そうやって全格配置を得てもちょっと面白みに欠けるか。でも、ちょっとやってみると限り玉を一路移動するタイミングが限定できない感じ。

当時面白かったのはこの問題。紛れ用の駒アリアリでとにかく解析局面数を多くしましょう、という企画。解析局面数はともかく単一解にできなかったのか、とにかく解が得られなかったことだけ覚えている。回答発表後、標準駒数という枷を外してバッテリーを増やしてみたりして遊んだが、単一解にするという制限がありそこまで局面数は増やせなかった記憶が。とか書いていたら旧サイトの残骸がみつかった。一億まで確認して終わったらしい。