思いつきそのままゲーム案

タイトル通り思いつきを二本。与太記事です。

1)詰むや詰まざるやゲーム

攻め方と受け方に分かれる。
0)受方は将棋盤のどこかに玉を置く。
a)攻方は将棋盤のどこかに残り駒から駒を打つ。王手をしてはいけない。王は打っても打たなくてもよい。
b)受方は将棋盤のどこかに残り駒から駒を打つ。盤上に王があっても、王手をしてはいけない。

a)b)を繰り返し、攻方は受方が詰むと思うか、残り駒がなくなったら駒を打つか盤上の駒を動かして王手をかける。この時点での攻方の持駒はここで王手をかけたときに取った駒1枚か、持駒なしとする。

c)受方は詰まないように将棋の手を指す。持ち駒は王を除く残り駒全部。逆王手をしてもよい。
d)攻方は詰むように王手になる将棋の手を指す。自玉の王手放置は負け。

c)d)を繰り返し、受方玉が詰んだら攻方の勝ち。詰まなかったら受け方の勝ち。


11玉 敗着。
22飛 12金と 21金などの詰めろ。ルールで取れない。
21金 埋めた。
23飛 とにかく21飛成を狙う
12銀、33角、投了
簡単な必至。

だらだらと王手をかけつづける膠着状態の扱いについてはあえて未定義にしている。ゲームとしてそこそこ楽しめるか、パズル的に最善手が定まるか、どっちかだといいなあ。でも精算手順になるので前者は期待できないか。

2)透明駒将棋

手番で自駒を透明化しながら移動できる。
ロジックによって透明駒の駒種と位置を特定できれば手番を消費せず任意の駒の透明化を解除してよい。
相手の玉が取れると判断したら取って終局を宣言する。

終局が成立するロジックが論理的に否定されなければ宣言側の勝ち、否定されれば負け。もうちょっと言うと、玉取りを成立させる透明駒移動の実手順がひとつでもあれば玉取り側の勝ち。絶対にありえないときのみ負け。透明駒の詰将棋は詰以外ありえないことを要請するが、こちらは取りの可能性が否定されなければよい。

不可能着手は指摘されたら負け。

<着手例>

初手から 19香>-X
19香を透明化しながらどこかに移動する。原理的に18にあるが、即座に透明化の解除はされない。先手後手を問わず、手番で透明化の解除を宣言したときのみ透明化の解除がされる。歩の透明化着手も同様。

初手から 76歩 34歩 88角>-X 22角>-X
続けて26歩とかを指すと次後手から玉取りを宣言される。77角 同角 26歩 59角の可能性があるからだ。よって受けなければいけない。受けはいろいろあり、68金、68銀、48玉など素直に59角を防いでもいいし、-Xと角が取られていないことを保証してもよい。

続き:53X(33角可視化)
歩を取ってもよい。44角 33角だったというわけだ。このとき後手角は33角しかないので宣言によって可視化できる。53Xは角か馬か確定していないので後手も先手も透明化を解除することはできない。

続き:33角>99X
香を手にした。成生未確定にできるので透明になっておく。

続き1:71X 持駒香>X 持駒銀>X X 取り宣言(後手勝)


銀を取る。香を透明化して打つ。銀を透明化して打つ。透明化した銀か角の移動。
それに58香>59香成の取り宣言。この可能性は否定できなく、終局。一手前では受けなくてはいけなかった。ではXに変えて58玉からやってみよう。

続き:58玉 89X  持駒銀>X
58玉で香で取られる可能性を消した。王手の可能性がある銀の透明化打ち。

続き:22飛車
クリアランスによる宣言回避。42銀、52銀、62銀の可能性を消す。

続き:61X 61玉
61で精算。厳密に言うと駒台の角が可視化されるのは次の先手の宣言による。

続き:67X

明らかに角か馬での王手。なんか来てる。
続き:同玉

取ってよいのかな?

後手:取り宣言
前に香車を打ったのは6筋だったのだ! という可能性は否定できなく、後手勝ち。
67香成 同玉 同馬の可能性も67馬 同玉 同香の可能性もあるがそれはどちらでも良い。
まあ、仮に48玉とかわしても桂の透明打ちが受からないはず。

ややこしさが天元突破しているかもしれないが、さて。先に強い駒を取るゲームだと思います。ていうかあってるか自信ないなーこの棋譜。

推理将棋のほうがつかえるかもしれない。たとえば、透明駒を7手で先手の駒台に透明のまま乗せることができる。