WFPを振り返る:69

WFP69号から。

locustの効きとはどこなのか、というお話。最初私は「移動先」だと考えた。「取りがかかっている駒位置」というのがWFPの定義なのか。まあ王手がかかるマスと考えればそっちのが普通か。グラスホッパーなら当たり前に一方通行の感電が起きるなー、とか。

PWCで馬ノコだけではなく龍ノコもできる。それもこのごくごくシンプルな形で。短評にある「円運動」というのがぴったりか。

見るからに26歩をなんとかしなさい、という図。なんで1筋じゃないんだろう、という疑問はあれど手を進めてみよう。
71馬 83玉 82馬 同玉/88角 55角 同歩/88角 同角 73歩 83歩

銀を釣り上げて馬ノコのスペースを作る。
同銀 73角成 81玉 63馬 82玉 64馬 81玉 54馬 82玉 55馬 81玉 45馬 82玉 46馬 81玉 36馬 82玉
37馬 81玉 27馬 82玉 28馬 81玉 18馬 27歩成

歩を成らせる。
82歩 同玉 28馬 55歩

歩が先手持ち駒にできるのは5筋。
同馬 81玉 45馬 82玉 46馬 81玉 36馬 72歩

WFPの解説でも重点的に説明されているこの一手。目的は82歩を打って取ってもらうため。
82歩 同玉 37馬 同と/88角 55角 73歩

この73歩が打合ではなくなる。
同角成 81玉 63馬 82玉 64馬 81玉 54馬 82玉 55馬 81玉 45馬 82玉 46馬 81玉 36馬 同と/88角

まだ受方に歩があるのがキモ。
82歩 同玉 55角 73歩 同角成 81玉 63馬 82玉 64馬 81玉 54馬 82玉
55馬 81玉 45馬 82玉 46馬 同と/88角 55角

ここで73に打つ歩があるのが72歩の効果。
73歩 同角成 81玉 63馬 82玉 64馬
81玉 54馬 82玉 55馬 81玉 45馬 同と/88角 82歩 同玉 55角 同と/88角 同角

歩が取れたので収束へ。
73歩 同角成 81玉 63馬 72銀

銀が長い間を置いてスイッチバックして、
82歩 同玉 64馬 73金 83歩 同玉 74馬

74からこじ開ける。
同玉/88角 75歩 同玉/77歩 97角

75歩じゃなくて角を左から使う。この手の手触りいいですね。
65玉/67歩 66歩 55玉 64角 44玉 55角 43玉 33角成 54玉 43馬 64玉 65馬 まで 133手

73も53も使えないので当たり前といえばそうなのだけれどちょっと意識の外にある33で馬を作って収束。

検索用:橘圭伍、上田吉一