WFPを振り返る:6号

WFP6号から。

密室系の桂図式。詰め上がりの想定が難しい。桂+と金+αで考えたくなるが、実際には歩+と金で詰む。

並べてみると桂がなくなるからこそ綺麗な気がしてくる。桂が残る場合も予備作にしていたかどうかは想像の余地があるところ。余詰防ぎの壁はかなりぎりぎりの配置で、よくまあこの薄さで破れて5筋に歩が立ったりしないものだ、と感心する。

ところで私の価値観では歩18枚使い切りにこだわる感覚は「そう考えるものなんだ」くらいであって、16、17枚とか1枚だけ超過の19枚とか、それはそれで減価事項とも思わないくらいの感覚だ。まあ、制約を外しすぎると結構楽しさって減るものでもあるのでさじ加減は難しい。

まあ、鑑賞側の許容範囲が気持ち広いくらいがお互いハッピーだろう。

発想元となる作品もネットに現存している範囲で引用しておこう。Fairy of the Forestより。

構造的には14-05のほうが近い。壊れそうな壁が壊れずに、枠の中で解決する14-05のほうが好きだ。