WFP100号ですよ奥さん。今も続くWFPには感謝の念しかありませんが、この記事もよく続きました。100号には編集されているたくぼん氏自身による「振り返る」がある。あとは欠片も理解していなくて申し訳ない気がするがsoga氏によるレポート「詰将棋と充足問題」がある。
一人一局集から。盤面全体が実戦風なすごい盤面。駒得も飛角香歩歩だけ。作者が残念という51馬に金が2重に効いていることくらいしか不自然な要素がない。そこから充実した手順で153手もの長丁場。普通の強欲煙がなかなか100手にとどかないことから手数の長さは感じていただければ。
なんと不動駒はわずか3枚!
プロパラ掲載なので見落としている方もいるかもしれない傑作。龍や飛の下に歩を打つと王手がかかる。しかし、93に歩があると19歩は効き二歩無効で王手にならない。そこで94歩を右に飛ばすことで王手になる。
同様に、移動した4段目の歩に玉が移動すると19飛による王手解除になる。これを利用して歩と玉を左右に振りながら3段目の受方と金を攻方と金にすりかえることができる。
この局面であることに強い意味はない。69には64歩がいるため19歩の効きが無効になっている。王手をするにはと金の効きになっている64歩を動かせば良い。
でもまだ第一章。次は23桂について考えてみよう。24に歩がたどり着くと、桂の動きになる。29玉にすると、32歩生という王手があるのだ! 今度は2段目の歩を処理することになる。
そして39玉に対して31歩成とすると、31にと金ができる。いや当たり前だ。で、次に32歩とするとそれがまたと金の動きになるのだ! かくして1段目にもと金の壁ができることになる。
中間図。歩のリレーの仕組みは3段目のときと一緒。
目的は角の奪取で、あっさりと収束。77桂が銀になっている。馬はピンされていて、19歩が89には効いている。67段目の配置は8段目を塞ぎつつ9段目の玉に王手をかけられない仕組み。